어느 가톨릭 수도자의 좌충우돌 세상사는 이야기
神様と自動販売機の差 본문
神様と自動販売機の差
長崎での暮らしになって良いことが色々ありますが、私にとって特に良いのはあちこちに巡礼が出来ることです。本で読んだことをその場に行って自分の目で確認をできるのが最もの楽しみです。
私は巡礼に行く時に、気を遣わないために重いパックを持って行きません。杖も、二枚の下着も、食べ物も飲み物も持ちません。ある人は「まさか本当に水も持って行かないのですか?」と聞くかもしれませんが、日本のどこにでもある自動販売機のことを信じているなら余計な心配だと思います。
私が日本の風景で驚いたことの一つは自動販売機のことです。市内はもちろん平戸口駅から生月までの畑ばかりの田舎でも、ちょっとだけ歩くとすぐに自動販売機が見えます。わずかのコインだけでいつでも水などを入手できます。百円玉を入れるとその分のものが自動販売機から出ます。そのような理由で私は重いパックを持って行かないのです。
五時間ぐらいの巡礼のなかで数回も自動販売機に頼りました。そのうちに突然「私達は神様に何を入れたら神様の平和、喜び、慈しみ、憐れみなどが出られるだろうか」というとっぴな考えが浮かんできました。「100円の平和」や「200円の喜び」などといった決められた金額のものだとは言えないのですが、「何を神様に入れると私達が求めることについて神様は答えて下さるか?」というとっぴな質問です。
これに対して私の中にふっと浮かんだ答えは、今日の第二朗読の使徒パウロの言葉でした。「すべて真実なこと、気高いこと、正しいこと、清いこと、愛すべきこと、すべて名誉なことを、また、徳や称讃にあたいすること」。
神様は百円玉を一つ入れると、かならずその分のものを出す自動販売機のような方ではありまでん。けれども私達が神様に何かを願うならば基準になる「100円、200円玉」のようなものが必要ではありませんか。使徒パウロはそれらについてフィリピの教会に教えてくれました。私達も今日パウロ使徒から学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たその不思議なことを日常の生活で実行してみましょう。それができるように神様に切にお祈りしましょう。
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